札幌近郊ゼロハンツーリング

サイクリングはちょっと、でも風を切って走ってみたい。そんな方向けの原付ツーリングはいかがでしょうか。

石狩川が作った平野が広がる札幌圏。そして、西側には馬追丘陵と呼ばれる標高250mくらいの緩やかな丘陵が南北に連なり、北東部には望来(もうらい)の海岸段丘や、さらに北側の浜益までの急峻な山が迫る様子など、手軽でありながらもその表情はは変化に富んでいます。
都市から田園風景、山から海までいろいろなシーンが取りそろっている場所でもあります。

今やレガシーとなった2ストロークの原付で田舎を走る、忘れかけているけれど忘れてほしくない昭和の感覚を再現。

 使用するバイクは50㏄の原付一種のバイク、しかも2ストロークエンジン車+キャブレター車を基本としております。自分でクラッチをつないでいくMT車と、アクセルワークだけで走るCVT車(スクーター)を用意しております。

 原付バイクは、日本の運転免許で小型特殊免許以外の免許があれば乗ることができます。法定速度は30㎞/hですが、交通量が限られている札幌近郊の田園地帯であれば十分の速度です。また二段階右折などの独特の乗り方もありますが、田舎でそれを意識する交差点自体がありませんので、乗用車の運転手順で乗れるものです。

 当社のこだわりにもなっている「2ストロークエンジン」、または2サイクルエンジンとも呼ばれるものですが、機械に興味のない方には聞きなれない言葉かもしれません。エンジン内のピストン1往復で混合気の吸気と掃気の2行程がされるエンジンで、20世紀までは小排気量のバイクや軽自動車などに見られた、エンジンの基本概念は19世紀から存在する「原始的」な方式のものです。

 現在主流の4サイクルエンジンよりも回転当たりの燃焼回数が倍になるため、小さな排気量でもそれなりの出力が得られることや、エンジンの構造が極めてシンプルでメンテナンスが容易などの利点もありましたが、主に排気ガス対策が取りにくいこと、燃費が悪いことなどの理由もあり、産業用機械で若干残る以外は国内の新車バイクなどでもほぼ見られなくなりました。

 もうひとつ、キャブレターも燃料を気化させてエンジンに送る装置で、ちょうど園芸用の霧吹きの原理とほぼ同じですが、空燃比調整などが長けている燃料噴射装置の普及によりこれもほぼ自動車やバイクで採用されるものは少なくなりました。産業用エンジンではまだ定番で使われているものです。

 そんな昭和の味がする車齢30年前後のバイクを転がし、時になだめながら、駆ける奥深さを感じてみましょう。


当社で用意しているバイク

バイク屋か自転車屋と勘違いされますが、あくまで観光づくりの専門店です。

MT車

1号車:スズキ・コレダ50-13(1984年)4速ロータリーシフト

ビジネスバイクのシーラカンス的存在で、当社代表のモルモット役。
元々は農家の納屋にあったクルマで、引き取った時点から吸気系からキャブセッティング、冷え型のスパークプラグ換装と排気系のマフラー焼きまで全てメンテナンスして再生。
4.5psのエンジンで最高速はせいぜい50㎞/hくらいだったが、現在は60キロ前半まで出るようになっている。カフェレーサーのようにするのが次の段階。
詰まりやすいマフラーの火炙りのタイミングと、空燃比との格闘中。


2号車:スズキ・TS503ハスラー(1981年)5速ターンシフト

今や軽のクロスオーバーSUVの車名にもなったハスラーの元祖はバイク。
原付に自主規制だの、リミッターだのなかったころのぶっ飛びマシン。
精神的・心情的オフローダーながら、とにかく2ストローク空冷のため、車重が軽くて存在感が激しい。シリンダーが直立したRG50Γ系と同じエンジンは6.8馬力まで絞り出していて、原付ながら最高速は実に80㎞/h以上とも。
おおらかな時代のとんでもないバイク。これが乗れれば二輪の小型限定はラクに乗れると思う。
K50と同じように吸排気系を完全クリーニングしたうえで、キャブセッティングを調整。欠品部品に悩まされながらも気になる箇所を日々リファイン中。


3号車:スズキ・RV50バンバン(1975)3速ロータリーシフト

50年前の原付のため、現在は静態にて保管中。
たまにエンジンに火を入れて、様子を確認している。

CVT車

11号車:スズキ・スーパーモレ(2000年)

実は新聞配達などのビジネス系のスクーターとして作られた2代目。
とにかく自然なポジションが取れるバイクで、思いのほか乗りやすい。
これはスクーターながらフットステップが用意されていて、ギアシフトのないカブのような乗車姿勢ができることが遠因にあるのだと思う。
A147エンジンは6.1psの比較的強力なエンジンで、特に前輪の12インチタイヤはスクーターでは珍しい安定走行にいいサイズのホイールを採用している。


12号車:ホンダ・ライブディオ(1995年)
13号車:ホンダ・ライブディオ(2000年)

12号車(前期型)
13号車(後期型)

スズキ車が多い中での王道、ホンダ車のスクーター。
1995年モデルはライブディオの前期型で、2ストロークのAF34Eエンジンは最大出力7.0psを発揮する元気のよいホットモデルとなっていて、当時の若者のあこがれの的でもあった。
対して2000年モデルはエンジン型式は同じ2ストロークAF34Eであるものの、排気ガス規制に適合させるためにキャブレターとマフラーのセッティングを変更し、最大出力は5.6psとかなり控えめになった。もちろん法定速度内では十分の動力性能を持ち合わせている。

脚をそろえて乗せることに違和感がなければ、選択肢としてアリのバイク。
目下1日100キロメートルのツーリングに向けた調整走行中。


14号車:スズキ・セピアZZ(1994年)

自主規制いっぱいの最大出力7.2psを絞り出す元気なスクーター。
スクーターのはずなのに、なぜかリアスポイラーがついていて、当時の高校生などの憧れになったバイク。確かに当時はクルマでもフルエアロにしていたな、と思い出す事多し。
2021年デビューに向けてレストア中。


おすすめのツーリングコー

①南空知馬追ツーリング

長沼町を中心に、南幌町、由仁町、栗山町のフォトジェニックな場所などをめぐる約90kmくらいのツーリング体験です。
札幌から1時間圏内、新千歳空港からなら30分圏内で特に最後のシメには良いプランです。

■当社HPでおススメコースとしてご紹介しております。→こちらからどうぞ。

以下の体験予約サイトからもご紹介、ご予約承り中です。


②石狩当別御朱印ツーリング2021

2019年度より販売している御朱印サイクリングのバイク版、バイクの場合1日で石狩当別の御朱印の頂ける神社と御朱印の無い神社を全周遊できますので、楽しみの幅も広がります。
もちろん地元で知られた名店での昼食も、またとないいい機会になりますよ。

以下の体験予約サイトからもご紹介、ご予約承り中です。


2021年度スケジュール

時間旅程予定
9:00前後各ピックアップポイントでご集合
9:45前後ツーリング出発
10:00~14:00各コースサイクリング
14:00~15:00地元レストランなどでの昼食
15:00前後昼食
16:00各ピックアップポイントなどで解散
※予定はあくまで目安です。催行状況により時間が変わることがございます。


【ご案内】
1:バイクのレンタルには限りがございますので、コンディションによっては車両をご用意できない場合は悪しからずご参加をお断りする場合がございます。
2:悪天候、災害、その他警報・避難準備情報・官公署からの指示がある場合、当ツアーを中止する場合がございます。
3:お客様のご都合によるキャンセルに対しては、催行4日前までお申し出ください。それを過ぎる場合は3日前30%、2日前40%、前日50%、当日100%のキャンセル料を申し受けます。
4:貸切をご希望のお客様は別途ご相談ください。
5:参加に耐えられない病気・怪我をされている方、酒気・薬物を帯びている方、妊娠中の方、その他ガイドが参加に耐えられないと判断したお客のはご参加をお断りする場合がございます。


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    HORTO札幌

    (合同会社 北海道地域観光計画)
    北海道知事登録旅行サービス手配業第61号
    〒061-0234 北海道石狩郡当別町西町23番地6

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    恐れ入りますが、ファクスもしくは以下LINEよりテキストメッセージにてお願いいたします。
    ファクス:0133-27-5919

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