そうだ、原付ツーリングをしてみよう。(2020南空知版)

北海道人にとってバイクや原付などは、移動のための乗り物の中では趣味や副次的な存在ととらえる方が多く、基本の乗り物は四輪、あるいは自転車であることが圧倒的に多いです。
これは、冬季に二輪に乗る環境にないことによるバイク文化の未発達、仮に年中乗ったとしても業務上利用する郵便局や新聞配達などに限られること、そもそも四輪を複数台数保有する環境(特に駐車場)が一般的であることなど、内地との交通文化の違いによるものが強いと考えられます。

これを書いている筆者も二輪はガキの頃のいたずらや遊び道具であり、きっぱり30年来この方卒業してきたつもりであって、この間特段二輪に興味や関心を抱かずに、もちろん免許を取ることもなく、引き換え四輪は大型やタイヤショベルを乗りこなすのですが、サイクリングをきっかけに「もしかすると二輪って面白いかも?」というノリから実地踏査を始めたのがきっかけです。

ま、今のバイクと比較しても昭和のバイクは天候や季節で機嫌が変わる、壊れることが前提で修理道具持参前提など、不便も多いものですが、この不便こそが地域をゆったりと楽しむ余裕にもなるかもしれません。

今回は、長沼町、栗山町、由仁町、南幌町をぐるっと回ってみました。
もちろん、駆るのは2ストロークの昭和の原付バイク。
秋の穏やかな日に、原付ツーリングのすすめになるでしょうか?

今回の相棒、スズキ・コレダK50

当社ではオールドバイクや平成初期の原付スクーターで地域を回る体験を催行しております。
写真のバイクは1983年ころのモデルですから、御年37歳くらいでしょうか?
スズキ・コレダKシリーズの基本設計は1960年代後半から変わらず、終売となったのが2006年なので、「本物のオールドバイク」とかバイク版の「走るシーラカンス」とも言われます。またビジネスモデルなので、マニュアルのシフトは4速のロータリー式で靴の甲を傷めないようになっているなど、質実剛健なつくりになっています。
この車両は当社へ来てから、エアクリーナーからマフラーまで旧排気系を完全清掃して、キャブレターも分解清掃して再セッティングした、当社にとっては2ストロークのオールドバイクの教材ともなっているクルマです。最高速も40km/h出るか出ないかの状態から軽く60km/h出るようになりましたが、空気と燃料の混合比のセッティングがまだ満足いかず、過熱によってエンジンが抱きつきを起こしたり、プラグが100キロメートル程度で死んだりと、負荷をかける長丁場のツーリングの検証が必要でした。

長沼町役場→由仁町古山→道の駅(18.8km)

そんな若干の不安と期待を抱きつつ、長沼町役場前をスタートします。
勿論工具や交換部品のスパークプラグはしっかり持参しています。

2~3分でオートキャンプ場で有名なマオイオートランド前へ。
今年は新型コロナウイルスの影響で、キャンプがにぎわいました。
特に山のキャンプやグランピングはトレンドだったようですね。

■マオイオートランド
http://naganuma-kousya.main.jp/html/maoi_aland.html

馬追の丘陵が連なるように南へ移動。緩やかな丘の上り下りが北海道らしさの雰囲気を出します。雰囲気のある展望台風のバス転回場所からの眺めも良いですよ。
近くにはワイナリーもあり、おいしいもの探しにはいいでしょうね。

■マオイ自由の丘ワイナリー
https://www.hlwine.co.jp/

馬追丘陵を東西方向に連絡するちょっとしたワインディング。
リーンインしながら走るとちょっとうまくなったかな、と勘違いします。
原付の法定速度でもそれくらい気持ちよく走れます。

コーン畑など収穫を待つ畑の彩と、青い空を眺めながらただ走るのも面白いです。
由仁町を南下し国道276号線へ戻ったので、一路長沼方面へ逆戻りしながら道の駅で休憩。
道の駅(マオイの丘公園)の屋上は展望台にもなっていて、馬追丘陵から石狩平野が見渡せます。

■道の駅 マオイの丘公園
http://www.nitto-sougyou.co.jp/naganuma/maoikouen.htm

道の駅→長沼舞鶴→長沼市街(18.2km)

道の駅でしばし休憩ののち、道東道千歳東インター方面に向かって走ります。
牧畜などが盛んな幌内地区では、ホルスタインなどが牧場の草を食んでいます。
牧歌的な雰囲気があります。

草に夢中で、あまり寄ってきませんでした。

長沼町舞鶴地区の遊水地です。
ここではタンチョウ(丹頂鶴)が繁殖しています。
札幌付近でタンチョウがいるってちょっと感激しますが、どこにいるかは分りませんでした。

コメが黄金色に色づいてきています。
味付ジンギスカンで有名な町、牧場では羊がのどかに草を食んでいます。

長沼町内に戻り、ソフトクリームで有名な「あいチュらんど」でソフトクリームを頂きました。
暑さですぐに溶けてきて、慌てていただいたので写真はありません。

長沼市街→ゆにガーデン→栗山駅付近(27.8km)

長沼町内から由仁町内にある「ゆにガーデン」へ。
広大な敷地と、ゴルフ場と思うくらいの芝が管理された庭園です。

■ゆにガーデン
https://yuni-garden.co.jp/

その後、栗山町へ。
複合施設となった立派な栗山駅舎から、雨煙別にある昭和11年(1936年)に建築された道内最古の2階建て校舎の雨煙別小学校跡(雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス)に立ち寄り、栗山でも歴史のある酒蔵「小林酒造」などを訪問しました。
歴史と文化が調和して共存していますね。

栗山駅→南幌ビューロー(11.4km)

栗山の名勝や観光を楽しんだあとは、旧夕張鉄道沿いの「きらら街道」(空知南部広域農道)で南幌町へ向かいました。
夕張鉄道とは、かつて夕張と江別市にある函館本線野幌駅を結んでいた鉄道路線のことで、1975年に廃止になって現在は鉄道の面影がほぼなくなっていますが、この路盤をトレースする形で「きらら街道」が整備されて、今では地元の重要な道路となっています。

南幌町中心部の交通の要衝、「南幌ビューロー」。
元々は夕張鉄道南幌駅があった場所付近にあり、道の駅にも負けない観光機能とバスターミナル、展望デッキが複合的に整備されています。
展望台からは石狩平野をぐるりと見渡すことができますよ。

南幌ビューロー→長沼市街(9.2km)

駆け足で回ったツーリング体験、最後は出発地の長沼に戻って記念に文学碑展望台から石狩平野を望みました。

新千歳空港にアプローチする航空機が上空をかすめ、標高200mの展望台から石狩平野を望みました。冬はスノータクシーやつぼ足でスノーシューの目的地ですが、夏は車やバイクで展望台まで行けます。

取り急ぎ、オールドバイクのK50 君は総走行距離90km弱をしっかり走り、ワインディングも問題なく動いてくれました。しばらくはプラグの焼け方を見ながら、あくまでオールドバイクとしてドロドロ走るのが美しいかもしれませんね。
このバイクの2ストオイルは分離給油ですが、抱きつき防止も兼ねて燃料も150:1の混合油にして走っていますから、独特のオイルの焼ける甘い匂いもどことなくノスタルジックです。

ウィズコロナの時代となり、換気が抜群に良いバイクで風景を撮りながら走るも良いですし、お酒や野菜を探して買い求めるのも楽しいですね。また経路上の地元のおいしい食事をとりながら1日走って、その日の疲れは温泉に入って泊まるのも帰るのもきっと楽しいでしょう。
北海道内、特に札幌圏の方は日帰りで楽しむのも良いですし、グランピングに近いキャンプもおススメです。北海道外の方のおススメは新千歳空港から帰る場合の最終日だと、楽しみ終わった後に空港に向かって帰ることもできます。

もっともっと知ってほしい札幌圏。
遊び方無限大の面白さがありますよ!!


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ツアー催行元

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(合同会社 北海道地域観光計画)

〒061-0234
北海道石狩郡当別町西町23番地6
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ファクス:0133-27-5919

北海道知事登録旅行サービス手配業第61号